第二新卒の転職活動はポテンシャルが重視されると言いますが、どういう事なのでしょうか?
第二新卒は経歴の浅さや経験の少なさから、転職活動で不利になると思われがちです。
しかし、企業の多くは第二新卒に対してポテンシャルを求めていることが多く、ポテンシャルを上手くアピールできるかが鍵となってきます。
とはいえ、「そもそもポテンシャル採用って何?」ですよね。
そこで本記事では、第二新卒に求められるポテンシャルについて詳しく解説いたします。
ポテンシャル採用とは?
ポテンシャル採用とは、その名の通り応募者のポテンシャルを見極めて採用する事です。
ここで言うポテンシャルは、可能性や希望を指します。
例えば、面接官がAさんに対し、「この人は我が社で活躍してくれそう!」という風な想いを抱くイメージですね。
つまり、企業側から期待されればされるほど、採用が見込めるというわけです。
第二新卒の転職活動は、企業側に希望や可能性を抱いてもらえるように、上手くアピールする必要があります。
第二新卒はポテンシャル採用が重視される理由
第二新卒というのは、学校を卒業して3年以内に転職を希望している人を指します。
冒頭でもお話した通り、この間に転職活動を行う人は前職での経験は少なめです。
何より第二新卒は、世間一般で「若い人」に該当します。
企業は経験者以外は、基本的に若い人材を積極的に採用する傾向にあります。
なぜなら、若い人は長期的な勤続を見込める事から、企業も力を入れて育成しようとするからです。
企業側も第二新卒の経歴が少ない事は理解しているので、経験よりもポテンシャルを重視しようとします。
企業はどこを見る?ポテンシャル採用を狙うためのコツ
ここまでの話で、第二新卒に求められるのはポテンシャルだという事が分かりました。
では、ポテンシャルを見極めてもらうためには、具体的にどうすればいいのでしょうか?
ポテンシャル採用を狙うためには、「ビジネスマナー」、「目標」、「前職の退職理由」、「情熱」と4つのポイントを抑えておく必要があります。
1つずつ解説いたしますね!
ビジネスマナー
ビジネスマナーとは、社会人に求められる必要最低限のマナーの事です。
書類選考では文章、面接時では言葉遣いをチェックします。
というのも、社会に出ると電話やメールなど、様々な場面でコミュニケーションを取ることになります。
そうしたとき、相手と気持ちよくコミュニケーションを図ることが大切です。
例えば、言葉遣いのミスで取引先の相手を不快な思いにさせると、今後の取引に大きく影響する可能性があります。
極端な話、取引が終了にでもなれば、会社にとっては大きな損害です。
そのため、企業は応募者のビジネスマナーをチェックしています。
「目上の人と話すときに、友達感覚の会話になっていないか?」など、特に言葉遣いは気を付けましょう。
目標を持つ
仕事をしていく上での目標も持っておくと、企業から好印象を持たれます。
なぜなら、目標を持つことで、それを実現するために努力しようとするからです。
学生で例えるなら、「テストで全教科80点以上取りたい」という目標があれば、達成に向けて猛勉強するようなイメージですね。
社会人においても同じで、目標がある・ないでは、モチベーションに大きく左右されます。
そのため、目標を持った人の方が企業からは好印象に見られやすいのです。
注意点
注意点として、中身の薄い目標や仕事と関係のない目標を話すのはNGです。
例えば、「お金をたくさん稼ぎたい」、「将来は社長になりたい」、「今年は北海道と沖縄に旅行したい」などですね。
前者2つはただの願望で、後者は会社と全く関係のない内容です。
適当な事を話しても相手には響かず、逆にマイナスイメージを持たれる可能性もあります。
大事なのは、具体性のある目標を話すことです。
例えば、エンジニアの会社に応募する場合なら、「今は基本的な言語のプログラミングしかできませんが、行く行くは高度な言語のプログラミングスキルも習得して、御社のアプリ開発に貢献したいです」といったイメージですね。
前職の退職理由は前向きな理由に
企業は長期的に働いてくれる人を募集しています。
ネガティブな受け答えをすると、「この人は嫌な事があると、またすぐに辞めてしまうのでは?」と不安を与えてしまいます。
これは面接において非常にマイナスな要素です。
そのため、退職理由はなるべく前向きな理由を述べるようにしましょう。
以下、一例をご紹介します。
「前職ではキャリアアップが見込めずに辞めました。ですが、御社ではキャリアアップに向けた研修が充実しており、自分の成長も見込めると思い応募しました」
ただ、中には「長時間残業が毎日のように続いていた」や「上司から嫌がらせを受けていた」などの理由から退職した人もいるのではないでしょうか?
このように、心身的な要因で辞めてしまった場合は、無理に誤魔化そうとせずに本音を伝えましょう。
ただ、普通に理由を述べるだけだと、「トラブル解決に向けて努力しようとしなかった」などと捉えられるケースがあります。
「問題解決に向けて取り組んだけど、解決には至らなかった」という趣旨を加えることで、ネガティブに捉えられずに済みます。
あなたの情熱を!面接は元気よく
面接では元気にハキハキと答えましょう。
元気のある人は熱意が伝わりやすく、相手からも好印象を抱いてもらえます。
逆に元気のない人は、入社意欲が低いと見られてマイナス評価を受けるので要注意です。
熱血漢とまでは言いませんが、トーンを落としすぎないように気を付けましょう。
※注意※ポテンシャルだけが全てじゃない
ポテンシャル採用のコツはが掴めましたが、本当にポテンシャルだけで良いのでしょうか?
第二新卒は基本的にポテンシャルが重視されますが、もちろん全ての企業が該当するわけではありません。
中には経験者を優遇する企業もあります。
企業がどんな人材を求めるかは、求人票に記載してあるので、応募する前に確認しておきましょう。
また、大手企業や公務員試験になると、面接試験以外に筆記試験を実施する場合があります。
筆記試験を実施する会社に応募する場合は、事前に勉強しておきましょう。
まとめ
本記事で解説した内容はポテンシャルに関係なく、中途採用の面接で活用できます。
ポテンシャル採用は中小企業を始め、大手企業での導入も増えています。
そのため、どういった企業を応募されるにしろ、しっかりと対策を立てておきましょう。
あなた自身の可能性を企業に感じ取ってもらい、内定獲得を目指してください!