これから始まる就活、目指すは第一志望の企業の内定を勝ち取ることではないでしょうか。
内定を勝ち取るためには、入念な準備を行って試験に臨む必要があります。
ただ、就活初経験の人からすれば「何を準備すればいいの?」ですよね。
そこで本記事では、就活の準備でやることを9個まとめました。
本記事をご覧いただき、就活試験の対策に臨みましょう。
①自分を分析(自己分析、他己分析)
自分が将来どんな道に進むべきかを考えるとき、自己分析は欠かせません。
ただ、そもそも「自己分析って何?」ですよね。
自己分析とは、自分の性格や強み、弱みなどを分析して自分自身の特徴を見出すことです。
というのも、人間にはそれぞれ個性があります。
例えば、人と話すのが得意で社交的な人もいれば、話すのが苦手で人見知りの人もいるわけです。
自分を知ることで、
「どんな仕事をしたいのか?」
「どうやって生きていきたいのか?」
といったことが漠然と見えてきます。
つまり、自分に合った最適な企業を見つけやすくなるわけです。
自己分析のやり方
自己分析のやり方は、自分の過去や性格を振り返りながらやるのが一般的ですが、ポイントは深掘りしていくことです。
例えば、「過去にマラソン大会で優勝したことがある」というテーマで深掘りしてみましょう。
流れをまとめると、以下のような感じです。
- マラソン大会で優勝=なぜ優勝できたのか?
↓ - 毎日練習を重ねてきたから=どうして毎日練習できたの?
↓ - 仲間達がいたから=どうして仲間がいたら頑張れたの?
↓ - つらい時でも励まし合ってきたから=なぜ励まし合うのがいいと思えた?
↓ - 励まし合うことで辛いことがあっても、元気とやる気が湧いてくるから。仲間達と一緒に頑張ることが自分にとって最高の」やりがい
上記の場合、人と協力することを大事にし、それに対して大きな達成感を抱いていることが分かります。
仕事に置き換えるのなら、チームでプロジェクトを進めるタイプの業務が向いていると言えるでしょう。
深掘りすると、自分でも分からなかった価値観が見えるようになってきます。
第三者の意見も取り入れよう
自分で分析することも大事ですが、第三者からの意見も取り入れましょう。
これを他己分析と言いますが、第三者の意見は自分を客観的に見ることができます。
自分では分からなかった一面を把握できて、別の考えを持てるようになります。
②業界を研究する
社会には様々な業界が存在し、業界ごとに業務内容は異なります。
例えば、あなたが食品に関わる仕事に就きたいとしましょう。
しかし、食品といっても、色々なパターンがあります。
「原料の輸出入から関わる商社」、「食品の加工を行うメーカー」、「食品を売る小売店」などと別れてきます。
業界を調べずに入社すると、ミスマッチも生じかねません。 業界をしっかりとリサーチし、
「自分がやりたいのは食品を作ることなのか?」
「食品を売ることなのか?」
を明確にする必要があります。
③入りたい企業を入念に研究する
就活前の時点で、「大手企業で有名な〇〇社に入りたい」という希望を持たれている方もいるでしょう。
入りたい企業が漠然とでも定まっている人は、その企業を徹底的に調べましょう。
まずはホームページからでもいいので、企業の雰囲気やどういった人材が活躍しているかを調べてみてください。
ホームページでのリサーチが完了した後は、今度は企業見学やインターンシップを通じて現場を見ていきましょう。
細かく調べていくことで、企業の実態が分かるようになり
「自分はやっぱりこの企業に入りたい」
「やっぱりこの企業は合わない」
など、新しい考えを見つけられます。
入社後のミスマッチを防ぐという意味でも、企業の事前リサーチは非常に重要です。
④インターンシップに応募・参加
先述の項目でも少し触れたインターンシップですが、こちらも就活の準備には欠かせません。
インターンシップとは、学生が企業に足を運んで短期間の間、職業体験を行うことです。
学生が実際の現場で業務体験を通じることで、働くことへの理解を深めるのを目的に行われます。
イメージとしては、教員の教育実習と同じような感じですね。
期間は数日で終わるものから、数ヶ月単位のものまで、開催する企業によって様々です。
インターンシップに参加すれば、社会人の経験ができるだけではなく、業界に対する知識も身に付けられます。 結果として自身の成長に繋がり、就活にも有利となります。
⑤資格取得に励む
資格は就活で強力な武器として役に立ちます。
なぜなら、資格があることで、そのジャンルの知識があることを企業にアピールできるからです。
例えば、簿記なら記帳の知識、ITパスポートならITの基礎能力があるのを証明できるという感じですね。
既にどういう職業に就こうか検討されている場合は、資格の勉強にも励んでおきましょう。
⑥先輩からの経験談を聞いておく
先輩からの経験談は、就活する上で大きなヒントとなります。
なぜなら、言葉の通り実体験をそのまま聞くことができるからです。
「就活で失敗したこと」
「これは絶対にやっておいたほうがいい」
など、実体験は説得力があります。
色々な人から意見を聞いて、ご自身の就活に生かしていきましょう。
身近に親しい先輩がいない場合は、家族や親戚の方から聞くのでも構いません。
⑦就活で必要な経費を揃えておく
意外と盲点でもありますが、就活は意外に経費が重なるものです。
例えば、以下の費用が挙げられます。
- スーツ、カバン、靴
- 交通費
- カフェ、飲食代(就活で休憩するときなど)
- 滞在費(遠方の地域に行く場合)
- 筆記試験用の教材
中には親御さんが出してくれるケースもあるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
東京に行こうと計画していたものの、親からの資金が出ず、さらに自分の貯金にも余裕がないという事態に直面し、就活に遅れが生じます。
こうした事態を想定し、ある程度資金には余裕を持っておきたいところです。
資金に余裕があれば、スムーズに就活をスタートできます。
⑧就活(新卒)エージェントに登録する
就活(新卒)エージェントとは、就活中の学生と企業をマッチングさせてくれるサービスのことです。
婚活アプリの就活バージョンだと思っていただければ正解です。
エージェントではただ企業を紹介するだけではなく、相談に乗ってくれたり、適性検査や面接指導などを行ってくれたりします。
自己分析や業界の研究のやり方がイマイチな人でも、エージェントが力を貸してくれるので心強いです。
さらに、エージェントは基本的に無料で登録・利用できますので、気になる方は登録だけでもしておくといいでしょう。
⑨人脈を広げる
人脈も就活に役立ちます。
同じ学生から社会人の方まで、幅広く広げておいて損はありません。
例えば、学生同士なら就活のアドバイスをもらったり、励まし合ったりできて、就活のモチベーションを持続することに繋がります。
一方、社会人の方なら学生同様にアドバイスをもらえたり、運が良ければ企業を紹介してもらえたりすることもあります。
人と人との繋がりは、予想にもしない奇跡を起こしてくれることもあるので、積極的に作っておきましょう。
学生同士の人脈は、学校内を通じて作るのが一般的です。
社会人の方と繋がる場合は、先ほど解説したインターンシップや人脈交流会に参加して作る方法が挙げられます。
人脈交流会の参加費は、1,000円~2,000円と安いので、休日を狙って参加されてみるといいでしょう。
まとめ
本記事では、就活の準備でやることをまとめました。
就活は他にも筆記試験や面接試験に向けた対策も行う必要があるため、思った以上にバタバタします。
準備が不十分なまま試験本番を迎えると、実力を存分に発揮できず、良い結果を残せないことが多いです。
こうしたことにならないためにも、本記事でお話した事前準備だけでもきちんと済ませておきましょう。