就活では身だしなみに、絶対に気を付けたほうがいいと言いますが、具体的にどう気を付ければいいのでしょうか?
というのも、就活において身だしなみは、かなり重宝される部分でもあります。
そのため、身だしなみのポイントをしっかりと抑えておきたいところです。
そこで本記事では、就活における身だしなみの重要性と注意すべきポイントを徹底解説いたします。 本記事をご覧いただき、就活に備えていきましょう。
約9割の採用担当者が重視!就活における身だしなみの重要性
就活の身だしなみですが、実は新卒採用担当者が重視している部分です。
株式会社マンダムが行った30~60代の上場企業新卒採用担当者を対象に「就活性の身だしなみ」に関する調査を行ったところ、「大いに影響する48.8%」、「やや影響する44.4%」と出ています。
出典元:PR Times
2つをプラスして、約9割となるわけです。
身だしなみは、要するにその人の見た目を表す重要なポイントとなります。
「身だしなみが整っていない=見た目が悪い」となり、相手にマイナス印象を与えてしまいます。
そのため、就活で身だしなみを整えることは大事なわけです。
就活における身だしなみのポイント8選!(男性編)
就活における身だしなみは、男性と女性とで異なってきます。
まずは、男性から見てまいりましょう。
髪型
男性の髪型は、黒を基調としたショートレイヤーや刈り上げショート、ツーブロックショートなどが一般的です。
これらの髪型は、若々しく清潔感をアピールできます。
一方、耳や襟足が隠れるほど長い髪やパーマなど、ロングヘアや奇抜な髪型はNGです。
また、坊主頭やスキンヘッドなどの短すぎる髪型や、ツーブロックの部分が目立ちすぎるのもNGなので気を付けましょう。
シャツ
シャツは、白無地のアイロンがかかったワイシャツを選びます。
また、自分の体格に合ったサイズのものを選びましょう。
サイズが合っていないと、ぶかぶかしてだらしないイメージを与えてしまいます。
加えて、白は汚れが目立ちやすいので、黒ずみなどの汚れがある場合は事前に綺麗にしておきましょう。
スーツ
スーツは、ダークグレーやネイビー系の色が一般的です。
ブルーや白に近いグレーなど、明るすぎる色は逆に派手なイメージを与えてマイナスポイントとなります。
そのため、やや暗いぐらいがちょうどいいのです。
また、シャツと同様、自分の体格に合ったサイズのものを着用しましょう。
ズボン
原則スーツの色と合わせます。
例:上がダークグレーなら下もダークグレー。
また、裾の長さには注意しましょう。
裾が長いと、ブカブカ感やダボダボ感が出て、身なりの悪い雰囲気を出してしまいます。
スーツの購入時に裾上げしてもらうか、ご自身で裾上げを行って上手く調整する必要があります。
裾の長さは、大体くるぶしが隠れる~かかとが若干隠れる程度が理想です。
ベルト
就活におけるベルトは、黒の表皮タイプを選びましょう。
茶色などの明るいベルトやメッシュベルト、金属などの装飾が付いたベルトは派手な感じが出て就活には向いていません。
ベルトはスーツである程度は隠れますが、面接官は細かい部分までチェックしているので油断は禁物です。
ネクタイ
ネクタイはスーツの色に合わせて選ぶといいですが、派手な色でなければ問題ありません。
柄についても、無地やストライプ(斜めの模様が入っているもの)がいいでしょう。
また、形を整えてきっちり締めることが大事です。
靴
靴は、柄のない黒か濃い茶色の革靴が一般的です。
また、汚れが付いていると不潔なイメージを与えてしまいますので、就活時は常に手入れを行いましょう。
靴下
就活用の靴下は、約15cm丈のものが理想です。
くるぶしなどの短いものは、アウトです。
足はスーツで隠れることが大半ですが、裾が短いと座ったときに見えてしまうことがあります。
面接日当日まで気付かないことも多いので気を付けましょう。
就活における身だしなみのポイント8選!(女性編)
続いて、女性が気を付けるべき身だしなみを見てまいりましょう。
髪型
女性の髪型は、眉毛や耳が見えるぐらいの長さが理想です。
髪が長い人は1つにまとめて、斜めがけやセンター分け、オールバックなどにしましょう。
後は寝癖などが無いように、きちんと整えた上で活動に臨みましょう。
シャツ、ブラウス
シャツ、ブラウスは白の無地タイプが一般的です。
男性と同様に、自分の体格に合ったサイズを着用しましょう。
汚れやシワがある場合は、事前の手入れも忘れないように。
スーツ
スーツは男性と同様、ダークグレーやネイビー系の色を着用しましょう。
よれよれ感やダボダボ感が出ないように、体格に合ったサイズを選んでくださいね。
スカート、ズボン
女性は、スカートとズボンのいずれかを選ぶことができます。
どちらを選んでも問題ありませんが、ミニスカートやロングスカート、ワイドパンツやスキニーパンツなど、ファッション性のあるものは就活時ではNGです。
スカートは座ったときにやや膝上にくる長さ、ズボンは男性と同様くるぶしが隠れる~かかとが若干隠れる程度の長さがいいでしょう。
ストッキング
ストッキングは、スカートやズボンを問わず着用しましょう。
色は肌に近いものが一般的ですが、冬の時期であれば黒のストッキングを着用しても大丈夫なケースがあります。
また、ストッキングを着用していると伝線が起きることも珍しくはありません。
もしもの時を想定して予備も常備しておきましょう。
靴
女性が履く靴は、主に黒のパンプスやローファー、ヒールが挙げられます。
ただ、ヒールを履く場合、スーツとのバランスを考えて5cm程度の高さがベストです。
化粧
化粧が濃すぎると、派手に見えてマイナス評価となります。
だからといって、ノーメイクも不健康な雰囲気を出してしまい、相手からの印象はよくありません。
派手すぎず薄すぎず、ナチュラルな感じに仕上げるのが理想です。
香水
女性の中には香水に拘る人も多いのではないでしょうか。
しかし、香水の匂いは場合によって、面接官に不快な思いをさせてマイナス評価となりかねません。
暑い時期で汗が気になる場合は、制汗スプレーを持っておくといいでしょう。
就活における身だしなみのポイント5選(男女共通)
男女別で就活の身だしなみをまとめてきましたが、中には男女共通のものもあります。
本段落では、男女共通で気を付けるべきポイントをまとめました。
若者だけの特権!フレッシュらしさ
就活では見た目だけではなく、フレッシュらしさをアピールするのも大事です。
ここで言うフレッシュらしさとは、若者だから出せる爽やかさを意味します。
面接時は、笑顔でハキハキと受け答えすることで、フレッシュらしさをアピールできます。
面接時はつい緊張して表情が固まりがちですが、できるだけ爽やかな表情を意識しましょう。
男女問わず、愛嬌のある人ほど面接官に好印象を抱いてもらえますよ。
マスクは不織布
昨今はコロナ禍ということもあり、就活でもマスクを着用する人がほとんどではないでしょうか。
ただ、就活時のマスクは、なるべく白の不織布タイプを着用しましょう。
色の付いたものや不織布以外のマスクは、派手なイメージを与えてマイナス評価となる可能性があります。
バッグ
バッグはA4資料が入るくらいの大きさで、黒色のシンプルな形をしたものが一般的です。
ただ、資料の数によっては重くなることもあるので、持ち手がしっかりとしているものを選びましょう。
女性であれば、肩にかけることも考慮して選ぶことをおすすめします。
爪
伸びた爪は、不潔な雰囲気を出してしまうので要注意です。
就活時は短い爪で臨むのがベスト!
おしゃれでネイルをしたい場合は、ベージュやピンクなど、あまり目立たない色を選びましょう。
アクセサリー(メガネや時計など)
メガネや時計などのアクセサリーを身に付ける場合は、シンプルなデザインのものを選ぶといいでしょう。
レンズに色の入ったメガネや金箔の腕時計など、派手なものはNGです。
また、メガネは汚れが目立つこともあるので、日頃からクリーナーなどで掃除することを心がけましょう。
まとめ
最初の方でもお話した通り、就活の身だしなみは採用担当者が重視する部分でもあります。
学科試験や面接試験で手ごたえを感じられても、身だしなみが原因で落とされる可能性もゼロではありません。
身だしなみで落とされるのは、非常にもったいないことです。
そうならないためにも、本記事でお話したポイントを頭に入れ、身だしなみをきちんと整えた上で就活に臨みましょう。