学生生活の傍らアルバイトをしている人も多いのではないでしょうか。
学業とアルバイトの両立は決して楽ではありませんが、そこに就活が加わればいっそう忙しくなります。
就活に支障が生じることを考えたら、アルバイトとの両立は止めたほうがいいのかな?
こうした不安も出てきますよね。
しかし、実際のところどうなのでしょうか?
本記事では、こうした悩みを持つ人のために、就活とアルバイトの両立が可能か否かに迫っていきます。
就活とアルバイトを両立するのは全く問題ない件
最初に結論を申し上げますと、就活とアルバイトを両立するのは何ら問題ありません。
むしろアルバイトをやっておいて損はないとも言えるでしょう。
なぜなら、アルバイトをすることで金銭面が安定したり、仕事に必要な基礎スキルを身に付けられたりとメリットは多いからです。
実際、就活ではスーツやカバンの購入や交通費、交際費など、要所でお金が発生します。
就活が始まったものの、お金が足りなくて嘆くケースも珍しくはありません。
スケジュール管理や時間に余裕がなくなるなど、デメリットも挙げられますが、金銭的な事情を考えるとアルバイトと就活の両立は一概に悪いとは言い切れません。
そのため、就活が始まるからと、今のアルバイトを無理に辞める必要はないでしょう。
就活とアルバイトの両立でよくある失敗談
就活とアルバイトの両立を難なくこなせれば、これに越した事はないでしょう。
しかし、やはり両立となると、中々思い通りにいかないこともあります。
実際、失敗してしまったという声も・・。
本段落では、先輩たちの声を元に就活とアルバイトの両立でよくある失敗談を紹介いたします。
準備不足で試験に臨むことに
就活とアルバイトを両立しようとすると、どうしても時間を確保するのが難しくなります。
その影響で勉強や面接の練習も行えず、試験当日を迎えてしまうことも。
十分な実力を発揮できなかったがために、涙ぐむケースも珍しくはありません。
アルバイトのシフトと試験の日程が被っていた
アルバイトのシフトは、基本的に2週間~1ヶ月前と余裕を持って決めるケースが多いです。
一見、アルバイトと試験の日程が被らないように思えるでしょう。
しかし、シフトを確認していなかったり急なヘルプでシフトが入ったりすると、試験日とうっかり被らせてしまうことがあります。
学生の立場からすれば就活が最優先かもしれませんが、それを理由に急な変更があると、アルバイト先に迷惑がかかるのは言うまでもありません。
そのため、就活シーズンはいっそうスケジュール管理を慎重に行いましょう。
アルバイト先との関係が悪化してしまった
先述した「シフトと試験の日程が被る」などの理由から、アルバイト先に迷惑がかかると、職場の人間と関係が悪化する可能性もあります。
仲間外れにされたり陰口を言われたり、しまいにはシフトをごっそり減らされることも考えられます。
職場での勤務が始まれば、いずれはアルバイトを辞めることになります。
しかし、せっかくなら冷えた関係で終えるよりかは、温かく見送られる形で辞めたいですよね。
就活はもちろん大事ですが、職場との関係にも考慮して動く必要があります。
寝不足で体調不良に
就活とアルバイトを両立しようと、睡眠時間を削ろうとする人もいるでしょう。
何かを成し遂げるために、時には睡眠時間を削ってでも頑張るのは決して悪いことではありません。
しかし、無茶をしすぎて体調を崩しては本末転倒です。
睡眠は体の疲れを癒す上で非常に大切なことですので、無理しない程度にきちんと休むようにしましょう。
企業からの電話に対応し損ねる
企業が電話で連絡するときというのは、基本的に事前の通知はなく、急なタイミングで連絡が入ることが多いです。
勤務時間にかかってきてしまうこと考えられ、タイミングが悪いと出られないこともあるでしょう。
企業も学生の事情をある程度は理解していますが、毎回のように電話が繋がらないと悪いイメージを与えてしまいます。
こうした事態を防ぐためには、予めアルバイト先に相談しておくなどの対策が求められます。
例えば、企業が「〇日に結果を伝えます」的な事を言った場合、その事をバイトの勤務先に伝えましょう。
そうすることで、バイトの勤務先もシフトを調整してくれたり、勤務中でも電話に出ることを許可してくれたりと融通を利かせてくれます。
また、気の利く企業であれば、面接時に「電話に出られない時間はありますか?」と尋ねてくれることもあります。
そう聞かれたときは、素直に「この日(時間)はアルバイトが入っているので、電話に出るのは難しいです」と伝えましょう。
就活とアルバイトを両立させるためのコツと注意点
色々な失敗談がありましたが、トラブルを起こさずに就活とアルバイトを両立させる方法はないのかな??
こうした疑問を解決するため、本段落では就活とアルバイトを両立させるためのコツを注意点交えて解説いたします。
シフトに融通の利く場所で働く
就活とアルバイトの両立を安定させるためには、シフトにも融通を利かせる必要があります。
例えば、「土日だけ」や「夕方以降の時間のみ」などといった感じですね。
ただ、人手が足りない職場とかだと、希望通りにシフトを入れてくれなかったり、多めに勤務日数を入れてきたりします。
アルバイトをする際は、シフトに融通を利かせてくれる職場を選ぶようにしましょう。
労働時間を増やして勤務日数を減らす
「就活には集中したいけど、お金も稼ぎたい」という人も多いのではないでしょうか。
そうした人におすすめしたいのは、労働時間を増やして勤務日数を減らすという方法です。
例えば、シフトに入るのは土日のみだけど8時間働くというイメージですね。
そうすれば、お金を貯めつつも、なおかつ平日は就活に集中することができます。
単発・日雇いバイトをする
シフトを調整しながらアルバイトを続けるのが大変な人は、単発・日雇いバイトをするのも1つの手です。
単発・日雇いバイトは、基本的に1日限りで終わります。
職場に就くよりも融通を利かせられるのがポイントです。
ただし、単発・日雇いバイトは、必ずしも自分の希望しているタイミングで働けるとは限りません。
仮に仕事は見つかっても、自分が希望している職種ではないことも・・。例:接客の日雇いバイトをやりたいのに、工事現場の求人がほどんどだった。
また、地域や時期によってはあまり募集していないこともあるので、お金をたくさん稼ぎたい人には不向きかもしれません。
体調管理を行う
アルバイトを頑張りすぎて体調が崩れては元も子もありません。
就活に影響が出るのはもちろん、職場にも迷惑をかける形となります。
働きすぎが原因で食事や睡眠が不足している場合は、一度シフトを見直しましょう。
就活で実力を発揮するためには、万全な体調で挑んでこそです。
店長やスタッフに事情を話しておく
就活時にアルバイト先とトラブルを起こさないようにするためには、事前にきちんと話し合っておくことが大事です。
「シフトは週〇日に固定したい」や「試験日が急に決まってシフト変更する可能性があるかもしれない」など。
自分の希望や懸念事項をきちんと伝えて、勤務先とのミスマッチが起きないように努めましょう。
就活前にお金を貯めておく
就活が始まるまでの期間に余裕のある人は、就活前にお金を貯めてしまうのも1つの手です。
金銭に余裕があれば、わざわざアルバイトと両立する必要はなく、就活にも集中して臨むことができます。
まとめ
就活とアルバイトの両立は決して楽ではありませんが、不可能でもありません。
「勤務日数を減らす」や「単発・日雇いバイトにする」など、工夫次第でだいぶ負担を抑えられます。
就活を無事に成功させるためにも、本記事でお話した内容をご活用いただければ幸いです。